【混沌】３社協議　連合の提携維持を確認

フランスのルノー、日産、三菱自動車の経営トップが協議を行い、3社連合の提携を維持することを確認した。

協議は、日本時間の29日夕方から、オランダ・アムステルダムで、ルノー暫定トップのボロレCEO(最高経営責任者)代理、日産の西川社長、三菱自動車の益子CEOの3人によるテレビ会議で開かれた。

3社は、「引き続き、アライアンス(提携)の取り組みに全力を注いでまいります」とする共同メッセージを発表し、提携を維持することを確認した。

日産・西川社長
「アライアンスの重要性を確認して、スローダウンさせないで、前に進めましょうということで確認できた、非常にいい協議だった」

三菱自動車・益子CEO
「今までは、1人の方がリードしてきたと思うが、今後は3人で協力してやっていくところが大きな違い」

3社のトップが話し合うのは、ゴーン容疑者が逮捕されてからは初めてで、関係者によると、およそ1時間行われた協議では、ゴーン容疑者に集中していた意思決定の方法などが話し合われたという。

ただ、トップ人事や資本関係の見直しについては、議論されなかったとみられている。

共同メッセージでは、「この20年間、ほかに例をみない成功を収めてきました」としており、今後、3社は経営トップの意見交換の機会を増やすなどして、引き続き、提携による成果を出していきたい考え。

（出典：経済総合（TBS系（JNN）））