【襲来】年末寒波で高速道路が混乱する模様。皆のものチェーンを持て～。

　今季一番の寒波は、２８日、２９日がピークともいわれていて、各地で断続的な大雪となり、事故も相次いでいます。この暴風雪は、３０日にかけて続く見込みです。

「こちらでは雪は降っていませんが、とても寒いです。今の気温はマイナス２３度と冷え込んでいます」（記者）

「日本一寒い町」と銘打つ北海道・陸別町。２８日朝、気象庁の観測地点では、最低気温マイナス２２．２度を観測。その名の通り、日本一の寒さとなりました。

こちらは、京都の世界遺産・金閣寺。しんしんと降り注ぐ雪で、この冬初めてとなる雪化粧に。このほか、２８日朝は、大阪や神戸、長崎、佐賀など、平野部でも初雪を観測しました。

気象庁によりますと、日本付近は冬型の気圧配置が強まって上空に強い寒気が流れ込み、北日本の日本海側や北陸などを中心に雪が強まっていて、ところによっては大雪となっています。

「津南町では一晩で５０センチ近くの雪が積もりました。ご覧のように電話ボックスの上には、こんもりと雪が積もっています」（記者）

雪に埋もれた車。新潟県津南町では、２４時間で６３センチの雪が降り、全国で２番目の降雪量となりました。また、山形県の肘折温泉では、降り続いた雪で１５０センチ近い積雪に。さぞかし混乱が起きているかと思いきや住民は・・・

「普段通りの肘折の冬だと思います。格別混乱するようなこともないと思う」（住民）

一方、列島各地では、大雪の影響で車の絡んだ事故が多発しています。

「道が非常にすべりやすくなっています。そしてあちらをご覧ください。パトカーと乗用車の衝突事故も起きています」（記者）

群馬県草津町では２８日午前１０時前、事故処理中のパトカーに白い乗用車が衝突する事故がありました。幸い、けが人はいませんでしたが、乗用車の運転手はノーマルタイヤで走行していて、警察に「スリップしてしまった」と話しているということです。

山形県米沢市では午前３時ごろ、雪かきをしていた男性（６５）が除雪車にはねられ死亡。除雪車の運転手は「気が付かなかった」と話しているということです。

高速道路でもスリップ事故が起きました。宮城県の東北自動車道では午前６時半ごろ、雪でスリップしたトレーラーがトラックに追突。こうしたスリップ事故が相次ぎ、東北道は一部区間で２時間半にわたり通行止めとなりました。

年末寒波の影響は３０日まで続くということで、気象庁は、北海道や東北の日本海側を中心に暴風雪警報を出すなどして注意を呼びかけています。（28日17:53）

（出典：社会（TBS系（JNN）））