【タッチダウン】「はやツー君、よくやった」JAXAが会見 はやぶさ2着陸ミッションは“完璧”
久保田孝・JAXA宇宙科学研究所研究総主幹は「降下開始は5時間遅れたが、それをリカバリーでき、さらに計画する中で最速のスケジュールで着陸運用が進んだ。完璧なミッションができた。プロジェクトチームは見事で、これ以上言うことはない」と話した。
吉川真・はやぶさ2ミッションマネジャーによると、探査機は高度5キロから秒速10センチで降下し、高度45メートルに達した時点で、昨年10月に投下してあった目印になるボール(ターゲットマーカー)をとらえた。その後の一連の動作も順調に進み、同日午前7時46分に着陸に向けた最終降下を始めたことが確認されたという。そして、同48分に探査機の上昇が確認され、探査機は秒速55メートルで上昇を続けているという。さらに、午前8時9分から探査機の詳細なデータがJAXA宇宙科学研究所(相模原市中央区)の管制室に届き始め、同42分の段階ですべてのデータのチェックが終わり、リュウグウへの着陸が成功したと判断したという。
今回の運用では、リュウグウがデコボコだらけの地形だったため、半径3メートルの円内という極めて狭い領域への着陸が求められていた。久保田さんは「最終降下の段階で、すでに持っている地形データを照合しながら運用しており、順調に着陸が進んだということは計画の目標地点に降りたと考えている」と話した。
吉川さんは成功の意義について、「非常に順調で、予定よりも早く運用が進んだ。弾丸が発射されていれば、先代はやぶさをはるかに上回る量の試料を採取できる予定なので、惑星科学の飛躍的な進歩につながると期待している」と説明した。さらに、「私たちプロジェクトメンバーは、探査機を親しみをこめて『はやツー君』と呼んでいるが、『はやツー君は本当によくやってくれた』と思う。地球から3億4000万キロもかなたで独りぼっちだが、複雑かつ難しいミッションをよくこなしてくれた」と話した。
試料採取の可能性について、久保田さんは「玉手箱なので地球へ帰ってくるまで確実なことは分からないが、弾丸発射の指令が出され、リュウグウの表面にタッチもしたのは事実なので、なんらかのものは採れたのではないかと思う」と期待を込めた。
はやぶさ2が小惑星リュウグウに着陸したことを発表し、笑顔で握手をする宇宙航空研究開発機構の吉川真ミッションマネジャー(左)と、久保田孝宇宙科学研究所研究総主幹=相模原市中央区で2019年2月22日午前10時17分、渡部直樹撮影
<このニュースへのネットの反応>
着陸おめでとうございます! サンプルも回収できていると良いなぁ~!!
素晴らしい!無事帰還できるといいね。
真田「出番がない」
初号機とは違うのだよ!初号機とは(引用)
やったぜ。
やったか、はやぶさ2!
やったぜ。
こういう明るいニュース、やっぱいいね!
次は復路かな、最後まで上手く行ってほしい!
おめでとう!
りゅうぐうに到着、玉手箱を持ち帰るまでがミッションだ。
今度は特に話題になるほどの危険等はなかったな。野次馬としては少し寂しいが、順調に行って成功したのは素晴らしい。今度は肉眼で分かるほどのサンプルが回収出来てるといいな。
どれだけ凄いのか今一ピンと来ない人はKerbalSpaceProgramをやろう。どんだけ*じみた精度なのかが身に沁みてわかる
初号機とは違うとフリップ作ってたけど、初代をディスってると感じるからやめてほしい。初代はよくやっただろ
帰るまでが遠足ですよ!
無事帰還してほしい!!